

6.9/10
1945年9月21日
1時間24分
ドラマロマンス
R・ブレッソンの第二作で、後の研ぎ澄まされた話法から比べれば流麗と呼んでいいスタイルながら、少ない登場人物の心理をえぐる描写力は、この頃より既に具わっていた。原作は哲学者ディドロの小説『運命論者ジャック』だが、その監督自身による脚色に、詩人コクトーが古いタイプの美しい台詞をつけ、日常性から快く乖離した、ロマンティックな彼特有の作品世界に仕立てている。観劇の帰りのタクシーの中で男友達はしきりに、エレーヌ(カザレス)の恋人ジャンの冷淡さをあげつらい、自分を売り込むが、彼女は“ジャンを愛している”と決然と言い放ち、車を降りた。しかし、屋敷で待っていた当のジャンに彼女は、一緒にいても胸がときめかない、と言う。するとジャンは、自分も同じ気持ちでいた、と予想外の返事をし、人に悟られぬようしばらく別れて暮らしてみて、なお惹かれ合う気持ちがあれば、その時こそ結婚しよう--と告げて、彼女の許を去るのだった。裏切られた心境のエレーヌは彼への復讐に燃える。かつてバレリーナ時分にパトロンをしていたアニエスを場末の小屋に見つけた彼女は、その後を追い、マネージャー役のその母親に計略に乗ってくれれば、再び経済的な面倒を見ようと言う。彼らがかつてどんな結びつきにあり、会わない間に何が起きたかは詳らかにされないが、娼婦の生活に墜ちた彼女は、次々に住み家も変えている状態だった。エレーヌはそんな彼女をジャンに引き合わせる。案の定、彼は彼女を娼婦とは気づかず夢中になる。からくりを知らないアニエスも、苦悩しながらも彼を受け入れ、遂には結婚となるのだが、果たして、エレーヌの思惑通りには運ばず、アニエスの過去も二人の愛情の妨げとはならないのだった。
<allcinema>
基本情報
原題:Les Dames du bois de Boulogne
公開年:
上映時間:1時間24分
評価:/100
ジャンル:ドラマ, ロマンス
外部リンク
🎬 どこで見れる?
配信情報を取得中...
📷 画像ギャラリー
🎥 動画・トレーラー
キャスト・スタッフ
キャスト (14)
スタッフ (20)

Robert Bresson
Director
Directing
Roger Spiri-Mercaton
Assistant Director
Directing
Suzanne Bon
Script Supervisor
Directing

Robert Bresson
Scenario Writer
Writing
Denis Diderot
Story
Writing

Robert Bresson
Adaptation
Writing

Jean Cocteau
Dialogue
Writing

Robert Bresson
Screenplay
Writing
René Louge
Sound Engineer
Sound
Robert Ivonnet
Sound Engineer
Sound
Jean-Jacques Grünenwald
Music
Sound
Lucien Legrand
Sound Engineer
Sound
レビュー・評価
よくある質問
キーワード
読み込み中...
外部リンク
読み込み中...
📋 基本情報
原題:Les Dames du bois de Boulogne
公開年:
時間:1時間24分
評価:/100
ジャンル:ドラマ, ロマンス
🔗 外部リンク
データソース
提供データ
- • 詳細情報・画像
- • 配信・レビュー









