全11作品
以下は公開順(リリース順)での一覧です。 初めて見る方は公開順に視聴するのがおすすめです。 シリーズによっては時系列順が異なる場合がありますが、 公開順で見ることで制作者の意図した順番で物語を楽しめます。
満州事変直前の日本を背景に、一人の男の意地と正義感に溢れた生涯をダイナミックに描いた豪快アクションドラマ。日活製作の任侠映画の先駆け的作品で、全10作品が製作された『男の紋章』シリーズの記念すべき第1弾。 昭和五年、港まつりの夜。この一帯で土木業を請け負う大島組では、賑やかな酒宴が開かれていた。幾多の白刃の下をくぐり抜け、自信と貫録をしのばせる一家の主・大島庄三郎の顔に近ごろ淋しそうな影がふとよぎるのは、母親のない一人息子・竜次のことを思ってだ。竜次の希望どおり医者としての道を歩ませたことは正しいとわかっていても、長年守り通した大島組を案じて、やり切れぬ思いにとらわれるのであった。酒宴をよそに、竜次は急患の診察に出かけようとしている。その竜次を甲斐甲斐しく送り出しているのは、大島家の懐刀といわれる勘三の娘・晴子で、彼女は渡世人を嫌って医者となった竜次を愛している。渡世人の世界を嫌いながらも父の心を知らぬわけではない竜次は、自分がそばにいることが父をより一層苦しめるのだと感じ、山奥のダム工事現場の診療所に赴任することを志望した。ダム工事現場では、負傷者も仕事に戻そうとするなど、西野組が想像を絶する苛酷な労働を作業員たちに強いていた。憤った竜次は作業員の労働条件を改善させようと、西野組に乗り込んだ。「工事現場から去らぬかぎり、命の保証はできない」と、西野が短刀を竜次に突きつけたとき、竜次が大島庄三郎の息子であることを一人の男が告げると、西野は色を失った。竜次は、父親の力がどんなに大きいものであるかを痛感しないわけにはいかなかった。そして、自分の力への疑問に思い悩んでいる竜次のもとに、父の死の報せが届いた。敵対する斎賀の手によって殺されたのだった…。
続 男の紋章
男の紋章シリーズ第2弾。刑期を終えて出獄した二代目が、組を建て直し、縄張りを狙うやくざ組織を亡ぼす迄の経緯を描く。 大島竜次は、上海帰りの斉賀のため非業の死を遂げた父の意志を継ぎ、医者の道を捨て男の紋章を己の肌に彫った。土木界に乗り出した竜次は軍工事を一手に引き受け業界の信望を一身に集めたが、斉賀のたび重なる妨害に遂に怒りが爆発した。そのために竜次は過剰防衛、傷害殺人罪により懲役二年の刑に処せられ中央刑務所に服役した。いっぽう、斉賀は警察陣の懸命な捜査にもかかわらず未だ行方不明であった。そして二年が過ぎ――。出所した竜次は斬った男たちの供養をするとともに、今後一切喧嘩、賭博を禁じ、土木業に専念することを誓った。そんなある日、竜次は斉賀からの果し状を受け取る…。
スケールの大きい派手な立ち廻りをふんだんに盛り込んだ、人気任侠アクション『男の紋章』第三弾。 父庄三郎の仇敵、斉賀の親分を一刀のもとに斬り倒した大島組の若親分大島竜次は、自ら家憲を破り、また、人を殺してしまった自責の念にかられて由緒ある頼山寺にこもる決心をした。頼山寺での静かな生活、それは竜次にとって過去を振り返り、批判出来る大切な日々となった。しかし、竜次に大島組を去られた乾分の雄造たちは、必死になって彼を探し、組へ連れ戻そうと焦るのだった。乾分のひとりで賭博がメシより好きな辰は流れ流れて温泉町へ着き、そこで竜次が頼山寺にいることを聞く。その足でお寺に向かった辰だったが、ガンとして組へは帰らぬといい張る竜次を残し、辰は一人で大島組へ帰っていくのだった。その頃、竜次の母で村田組の親分きよは大工場建設の入札の件で各渡世人を向こうに激しい対立をしていた。関東一円の親分衆が出した連合案をけり、単独で工事を落札したが、それを怒った地元の井沢組は、強力な後楯をいいことに現場の測量はおろか、杭一本も打たせなかった。その状況を知った竜次は迷ったが、頼山の言葉がきっかけとなり大島組へと帰り、きよに代わって現場の指揮をとることにするのだった。